読書の記録『すべての男は消耗品である。Vol.6』

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読書の記録


すべての男は消耗品である。Vol.6

村上龍, , 2004-04-29, ***--

私たちが何かを知るということは、何を知らないかをはっきりさせることでもある。
「・・・このような集団観においては、まず個人があり、それが集まって集団ができるとはされない。まず集団があり、そこからの疎外現象として<個人>が析出されるのである。そのため、集団の本流はつねに中心のない<みんな>であり、<個人的意見>はつねに傍流とされる。」(小熊英二,単一民族神話の起源)
「あなたは10年後の自分をイメージできますか」
危機感は好奇心と結びついて、ときにその個人にとって重要な行動を起こす原動力となる
「内面に隠されているものがあるから告白がなされるのではなく、告白という制度が隠すべきものを作り出す。」(柄谷行人,日本近代文学の起源)