読書の記録『議論の余地しかない』

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読書の記録


議論の余地しかない

森博嗣, , 2005-02-26, ***--

Time is moneyなんて言葉があるが、それは、時間を甘く見た言い方である。金よりも時間の方が何千倍も貴重だし、時間の価値は、つまり生命に限りなく等しいのである。
意志とは、消滅の自覚だ。
「良い意見だ」 「意見に良いも悪いもないだろう」 「訂正します。私の思っていたことに近い、という意味」
「・・・一人だけで良いから、誰か他の人に、自分の生きているところを見ていてもらいたい。・・・」
人は常に理由を持って行動するのではない。 それにもかかわらず、常に理由を探そうとする。
大体において、正念場の実体は、本当の正念場よりも、ずっと前にある。