読書の記録『セクシープロジェクトで差をつけろ!』

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読書の記録


セクシープロジェクトで差をつけろ!

トム・ピーターズ, , 2007-06-05, ***--

アイデアを雲散霧消させず、それをふくらませていく唯一の方法は、思いついたらすぐ書き留めることである・・・
そういう人たち(ケネディ、アインシュタインや、ガリレオ)にどういう共通点があるか考えてみよう。 -本気だった(命がけだった)。 -自分にしかできないことがあるはずだと信じていた。 -力を一点に集中した。 -情熱があった。 -リスクを恐れなかった。 -頭がおかしいと、みんなに言われた。 -時代に先行して、パラダイムを変えた。 -せっかちだった(と同時に、目標を見失わなかった)。 -すぐに行動を起こした(構えて撃ってから、狙いを定めた)。 -多くの人たちの心に火をつけた。 -独創的で変わり者だった。 -反逆者だった(社会運動家も科学者も芸術家も)。 -上司の顔色などうかがわず、命令系統など無視した。 -不遜にして無礼だった。 -混乱を喜び、混乱を利用し、臨機応変に動いた。 -許可を求めなかった。 -骨の髄まで正直だった。 -欠点があった(美点に負けないくらい大きな欠点があった)。 -あとに続く者の欲求と願望を汲み上げた。 -一芸に秀でていた。
「権限のない人」は、判で押したように、自分にそんな「自由」は与えられていないと嘆く。これは、自分が「能無し」だと言っているに等しい。 キツイ言い方だが、本当だからしょうがない。「自由」はいつもそこにある。ほとんどの人がそれを使おうとしないだけだ。
ウォーレン・ベニスの言葉を借りれば、すごいプロジェクトとは「締切りがある夢」のことである。
スポーツであれ演劇であれ、技や芸を磨くには練習(稽古)を積むしかない。なのに、奇妙なことに、ビジネスの世界でじゃ。練習(稽古)することをほとんど忘れている。
「成功にも失敗にも等しく報いる。罰するのは怠惰だけだ」 -デービッド・ケリー