9月14日(晴れ)

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30分ルール

今日は梅田でRubyの授業です。午前中の生徒は一人だけでしたが…。その分、一人の人間の思考をしっかりトレース出来るので、良かったかもしれません(負け惜しみ?!)。これも教室をやる前から言っていたことですが「教える」ことによって得られる気付きはやはり沢山あります。また、教室を開くというのも、言って見れば小さなビジネスなのですが、これほどシンプルで簡単な商売でも、いざ本気で利益を出そうとするといかに難しいか、という事が身に染みて分かります。まだまだ、学ぶ事は山ほどあります。

先日、発注先のエンジニアから受けたアドバイスについて。新しいプロジェクトの仕様を決定する際に、ミドルウェアやライブラリ、或いはテーマカラーに至るまで、常に沢山の選択肢があり、しっかり探せば探すほど選択肢は増えるし、検討すべき項目が次々と出てきて途方に暮れてしまうことすらあります。それぞれの優劣はあるものの、道具としての力は十分で、結局どっちを選んでも何とかなったね、という結論が多いのも確か。しかし同時に、選んだ選択肢にとんでもない落とし穴が潜んでいる可能性もゼロではありません。かと言って何も選択せず、先に進まないと、実績が出来ないのは勿論、何のノウハウも溜まらないという事態にもなります。そこで「30分ルール」の提案を受けました。選定に迷ったら、とりあえず30分間ひたすら情報を集めて、30分後の時点で一番印象が良いものを採用するというシンプルなもの。そういえば将棋の対局も30秒ずつ手を進めるというルールがありますね。限られた時間で必ずしも最善手を打てる訳ではないのですが、いつまでも動かないというのは死んでいるのとほとんど変わりがない、とも言えます。


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