3月9日(曇り)

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百年の孤独

今日は朝から岡山へ。いい加減一年経つのに、前日から気分が高揚して眠れなくて、というのが治りません。今朝も何となく寝不足で頭が重たい感じで岡山へ。もちろん、子どもたちの顔を見た瞬間に頭痛は吹き飛びます。倉敷までドライブの予定でしたが、後楽園に行きたいというシブいリクエストが長女から出たので、行き先を変更してそちらへ。ついでに岡山城も見学して、すっかり観光気分です。

夕方に立ち寄ったショッピングモールで車椅子に乗った男性に頼まれて自動販売機でジュースを買いました。その男性に言われるまで自分も全く気がつかななったのですが、ここの自販機は2台とも車椅子からでも購入が出来るようにボタンを下部にも配置したタイプのものでした。にも関わらず自販機の前にテーブルとイスが設置されていて車椅子が進入できないという勿体ない状況になっていたのです。設計の不味さにクレームをつけたくて言っている訳ではなく、こういった見落としは常にあるよな、と自省のために書いています。客観的な思考が出来るように常に考えて考え抜いて仕組みを作ったつもりでも、必ず抜け落ちている視点はあります。「客観的」はどこまでいっても「的」でしかあり得ないからで、仕方のないことではあるのですが。最近、生身の人間の話をもっと聞こう、と思い始めたのは、この辺りにも理由があります。

子どもたちと別れた後は、いつものダイニングバーで一杯。今日は奮発して「百年の孤独」です。「孤独」は、時に冷たい水のように、神経を痺れさせ、体温を奪っていくものですが、時に、心を鍛え磨く重要な要素となります。


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