7月29日(曇り時々雨)

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夢の話

どんよりとした曇り空でしたが、時折雨粒を感じる程度だったのでジョギングを決行。それから英会話。午前中はついつい自社システムの改修に熱中してしまい、A社プロジェクトの改修は午後から。雨の日って何故か眠くなりやすいので、少しだけ昼寝も。それから、公園にも散歩へ。

一昨日に見た変な夢の話。自分の部屋が大きな水槽の中にいつの間にか存在しています。夢を見る時はいつもそうですが、自分は窓の無い寝室に居るのに、何故か外の様子も俯瞰的に見えるという、映画のワンシーンのような視点を持っています。その水槽の外は、水か泥か溶岩か、何なのかは分かりませんが黒っぽくドロッとして不吉なもので満たされつつあります。水槽の縁を越えて自分の部屋も埋め尽くしてしまうのは時間の問題のようです。

場面は変わって部屋の中。小さなベッドの上に自分ともう一人女の子(どうしても顔を思い出せない)が向かい合って座っています。それぞれの手には小さく赤く光る実のようなものが握られています。それは鈍く明滅を繰り返し、何かの実というよりは短く切られて燃える備長炭のように見えます。二人は何も言わず、それを口に運び飲み込みます。途端に意識を失い、真っ暗な世界に。目を覚ますと(夢の中で目を覚ます経験は初めてかも)、暖かい日差しが風にそよぐレースカーテン越しに差し込む、明るいベッドの上。そこで、自分が違う子供に生まれ変わったことを悟りつつ、再び微睡の世界へ…。

前日に村上春樹のエッセイを読みながら寝たのが恐らく原因なんですけどね(ほとんどの役者と小道具は、そこで揃います)。彼の文章は、不思議に人の心の抽斗の中身を入れ替えて行きます。


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