5月30日(曇り時々雨)

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晴耕雨読

梅雨らしい感じの空。5月末ですが、九州の山間部は朝夕に10度近くまで冷え込んで、まだまだ肌寒い感じです。薪ストーブ用の焚き木を集めたり、家の周りの草刈りをしたりしながら、雨が降ってきたら本を読んだり、メールの返信を書いたりして過ごしています。田舎も悪くないな、と思える年頃になってきたのかもしれません。

先月から特に意識して英語に触れるように心がけてきた甲斐あって、英語でメッセージのやり取りをさせて貰える機会が徐々に増えてきました。コミュニケーションは、単純な手段ではなく、それ自身、人間の本質的な欲求に根差した不思議な魅力を秘めているような気がします。どれだけ豊富に語彙を尽くしても、誤解される時には誤解されますし、逆に、全くの片言で綴った言葉でも、相手に上手く伝わった、と思える瞬間も存在します。書かれていることを100%間違えずに解釈するコンピュータ相手にでさえ、私たちは上手く自分の意図を伝えることができません(それは「バグ」という形で顕在化してきます)。いわんや、人間同士でその意図を正確に伝え合うなんて、まるで奇跡です。でも、その奇跡をもう一度、目の当たりにしたくて、私たちは語り合うのかもしれません。


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